【ENGINEERED GARMENTS】FIELD PARKA DOUBLE CLOTH
20AW、マイナーチェンジが加えられ18年シーズン以来の登場となったエンジニアードガーメンツ(以下EG)のField Parka。
左胸に斜め向きに設けられた特徴的なポケットや、上品なシルエットを再現するウエストベルトの追加など、EGらしいディティールが絶妙なバランスの上で成り立っている。
アウトシェル素材には、光沢のあるフライトサテンやコーテッドツイル、リップストップ、コットンダブルクロスといったタフな素材を採用。
そんなEGの本格アウターを2021年のスタートと共に購入した。
素材は定番ファブリックのダブルクロスで、カラーはネイビー。
ダブルクロスを選んだ理由は「ネイビーカラーがあること」と「ライニングにキルティングが採用されていること」。インナーにフリースやデニム素材を着た際にライニングがボアだと、暖かさは申し分ないが着脱時の滑りが悪くなってしまう。その点キルティングはどんなインナーでも袖を通しやすく「使い易さ」という機能面で優れている。
また異なる太さの糸を高密度で折り合わせたこの生地はハリとコシを持ち合わせているため、着込むことで経年変化を楽しめるということも決め手となった。
中綿入りのキルティング。
防寒性・防風性は申し分なく、先日日本海を中心に訪れた寒波の中でも十分に寒さから身を守ってくれた。普段着用ではあるが、スーツの上に着てもいいと思う。
フードと裾に付いたドローコードや、使いきれないほどあるポケット、ジップとボタンの両立など数あるディテールの中でも、袖口、フード口、ボタンホール部のコーデュロイ素材に妙に惹かれている。
デニムや本革と同じく、これからどのように変化をしていくか楽しみな一着である。
エンジニアードガーメンツは日本のセレクトショップ【NEPENTHES:ネペンテス】から発足したNYに拠点を持つファッションブランド。Made in USAにこだわり、主にNYにて企画から生産までを行っている。ブランド名は「巧みに設計された洋服」という意味。